コリアンダー精油
IFRAの附属書にある規制対象物質のうち、洗い流す石けんでこの精油を制限するものはありません。
石けんでのIFRAの上限
石けんではIFRAの上限なし
規制対象の成分(IFRAの附属書にある標準的な含有率):
- Geraniol
- 1.6 %
標準的な含有率から計算しています。手元のロットについての仕入先の証明書が優先され、従うべきはその数値です。
ブレンドをIFRAの上限と照合し、アレルゲンを一覧にするには、香料・アレルゲンチェックを使ってください。
石けんの中での精油の振る舞いと使用量については、石けんの香り付けをご覧ください。
名称と表示
Coriandrum Sativum Fruit Oil
- 学名
- Coriandrum sativum
- CAS
- 8008-52-4, 84775-50-8
- EC
- 283-880-0
EUはこの精油そのものを表示すべきアレルゲンとして指定していませんが、含まれる成分の一部は該当する場合があります。香料アレルゲンのツールで、レシピごとに計算できます。
どんな精油か、石けんの中でどう振る舞うか
コリアンダー精油は、熟した果実、つまりスパイスとして使う種子を砕いて水蒸気蒸留して得られます(ISO 3516、EFSA)。精油用に好まれる小粒種は、ロシア、ブルガリア、ウクライナで栽培されています(CBI)。三分の二以上がリナロールで、甘くウッディで穏やかにスパイシーな香りです。生のコリアンダーの葉(パクチー)のような青い香りはありません。
参照している書籍にはほとんど記述がありません。Cavitchはハーブ系の香りに分類し、Grossoは名前を挙げていますが、どの書籍のレシピにも使われていません。未検証の精油として扱い、ライトトレースで加え、まずは油脂454 g(1 lb)以下のバッチで試してください(Faiola)。Fisherの一般的な出発点は油脂の3.1〜4.4%で、このページのIFRAの数値が上限です。
リナロールは空気中で酸化すると強い皮膚感作性物質になるため(SCCS)、涼しい場所で、瓶の中の空気を少なくし、しっかりふたを閉めて保管してください。
出典
各数値の根拠となる引用と各出典の注記は、英語のページに出典の原文のまま掲載しています。翻訳した引用は元の文書と照合できないためです。
- CosIng, the cosmetic ingredient database: CORIANDRUM SATIVUM FRUIT OIL, European Commission
- ISO 3516:1997, oil of coriander fruits, International Organization for Standardization (1997)
- EFSA FEEDAP Panel, Safety and efficacy of a feed additive consisting of an essential oil obtained from the fruit of Coriandrum sativum L. (coriander oil), EFSA Journal (2023)
- The European market potential for coriander seeds, CBI, Netherlands Ministry of Foreign Affairs (2024)
- Susan Miller Cavitch, The Natural Soap Book, Storey Publishing (1995)
- Alicia Grosso, The Everything Soapmaking Book, 3rd edition, Adams Media (2013)
- Anne-Marie Faiola, Soap Crafting, Storey Publishing (2013)
- David Fisher, The Complete Photo Guide to Soap Making, Creative Publishing International (2018)
- Opinion on fragrance allergens in cosmetic products (SCCS/1459/11), Scientific Committee on Consumer Safety, European Commission (2012)