レモングラス精油(西インド)
IFRAスタンダードでは、洗い流す石けんにこの精油を1.64 %まで配合できます。この上限は、含まれるCitralによって決まっています。
石けんでのIFRAの上限
規制対象の成分(IFRAの附属書にある標準的な含有率):
- Citral
- 73 %
- Geraniol
- 2.3 %
- (E) 3,7-Dimethyl-3,6-octadienal (iso-Geranial)
- 1.2 %
- (Z) 3,7-Dimethyl-3,6-octadienal (iso-Neral)
- 1 %
- Isoeugenol
- 0.5 %
- Citronellal
- 0.3 %
- Eugenol
- 0.2 %
標準的な含有率から計算しています。手元のロットについての仕入先の証明書が優先され、従うべきはその数値です。
ブレンドをIFRAの上限と照合し、アレルゲンを一覧にするには、香料・アレルゲンチェックを使ってください。
石けんの中での精油の振る舞いと使用量については、石けんの香り付けをご覧ください。
名称と表示
Cymbopogon Citratus Leaf Oil
- 学名
- Cymbopogon citratus
- CAS
- 89998-14-1
- EC
- 289-752-0
EUはこの精油そのものを香料アレルゲンとして指定しています(規則(EU)2023/1545、附属書III、項目354)。洗い流す製品では、0.01%を超えるとラベルに名称を記載します。
どんな精油か、石けんの中でどう振る舞うか
レモングラス精油(西インド型)は、東南アジア料理に使われるレモングラス、Cymbopogon citratusを水蒸気蒸留して得られ、大部分がシトラールです(SCCS)。香りは東インド型とよく似ています。1908年にSimmons and Appletonは、両者は溶解性と価格が異なり、インドの精油のほうが好まれると記しています。
参照している書籍のレモングラスについての記述は、どちらにも当てはまります。コールドプロセス石けんで香りが長持ちし、軽い柑橘の香りを支え(Faiola)、他の柑橘の香りを補強します(Grosso)。Faiolaのレシピではレモングラスを油脂の2%から6%近くまで使っていますが、シトラールのため、このページのIFRAの数値はそれよりはるかに低く抑えられています。この数値が上限なので、レモングラスはブレンドの一部として使ってください。
シトラールは皮膚感作性物質で、Cableはレモングラスが人によっては肌を刺激すると述べています。古いレシピの名前が何をうたっていても、レモングラスの石けんに虫よけの効果はありません。
出典
各数値の根拠となる引用と各出典の注記は、英語のページに出典の原文のまま掲載しています。翻訳した引用は元の文書と照合できないためです。
- CosIng, the cosmetic ingredient database: CYMBOPOGON CITRATUS LEAF OIL, European Commission
- Commission Regulation (EU) 2023/1545 amending Regulation (EC) No 1223/2009 as regards labelling of fragrance allergens in cosmetic products, European Commission
- Opinion on fragrance allergens in cosmetic products (SCCS/1459/11), Scientific Committee on Consumer Safety, European Commission (2012)
- W. H. Simmons and H. A. Appleton, The Handbook of Soap Manufacture, Scott, Greenwood & Son (1908)
- Anne-Marie Faiola, Soap Crafting, Storey Publishing (2013)
- Anne-Marie Faiola, Pure Soapmaking, Storey Publishing (2016)
- Alicia Grosso, The Everything Soapmaking Book, 3rd edition, Adams Media (2013)
- Kelly Cable, The Natural Soap Making Book for Beginners, Althea Press (2017)