パルマローザ精油
IFRAスタンダードでは、洗い流す石けんにこの精油を3.39 %まで配合できます。この上限は、含まれるGeraniolによって決まっています。
石けんでのIFRAの上限
規制対象の成分(IFRAの附属書にある標準的な含有率):
- Geraniol
- 82.4 %
- Farnesol
- 1 %
- Citral
- 0.6 %
標準的な含有率から計算しています。手元のロットについての仕入先の証明書が優先され、従うべきはその数値です。
ブレンドをIFRAの上限と照合し、アレルゲンを一覧にするには、香料・アレルゲンチェックを使ってください。
石けんの中での精油の振る舞いと使用量については、石けんの香り付けをご覧ください。
名称と表示
Cymbopogon Martini Oil
- 学名
- Cymbopogon martini
- CAS
- 84649-81-0
- EC
- 283-461-2
EUはこの精油そのものを表示すべきアレルゲンとして指定していませんが、含まれる成分の一部は該当する場合があります。香料アレルゲンのツールで、レシピごとに計算できます。
どんな精油か、石けんの中でどう振る舞うか
パルマローザ精油は、主にインドとブラジルで栽培されるイネ科の草、Cymbopogon martiniの花のついた若い茎を水蒸気蒸留して得られます(Sharmaら)。大部分がゲラニオールで、軽やかな草の香りが立つ、バラとゼラニウムのような香りです。
Faiolaはラベンダーと合わせて油脂の1.8%で使っており、Grossoはゼラニウムより香りが薄いとしています。ラベンダー、シダーウッド、柑橘の下で、バラのようなミドルノートになります。1908年には東インドゼラニウム油として売られており(Simmons and Appleton)、今でもローズ精油の偽装に使われています(Cebi)。このページのIFRAの数値が上限です。
ゲラニオールは空気中で酸化するとより強い感作性物質になるため(SCCS)、涼しい場所で、瓶の中の空気を少なくし、しっかりふたを閉めて保管してください。
この精油を使うレシピ
出典
各数値の根拠となる引用と各出典の注記は、英語のページに出典の原文のまま掲載しています。翻訳した引用は元の文書と照合できないためです。
- CosIng, the cosmetic ingredient database: CYMBOPOGON MARTINI OIL, European Commission
- Sharma and colleagues, Modulation of growth, essential oil yield, and cytotoxic properties of Cymbopogon martinii through biostimulant application, BMC Plant Biology, BioMed Central (2026)
- Anne-Marie Faiola, Pure Soapmaking, Storey Publishing (2016)
- Alicia Grosso, The Everything Soapmaking Book, 3rd edition, Adams Media (2013)
- W. H. Simmons and H. A. Appleton, The Handbook of Soap Manufacture, Scott, Greenwood & Son (1908)
- Cebi, Quantification of the geranium essential oil, palmarosa essential oil and phenylethyl alcohol in Rosa damascena essential oil using ATR-FTIR spectroscopy combined with chemometrics, Foods 10, MDPI (2021)
- Opinion on fragrance allergens in cosmetic products (SCCS/1459/11), Scientific Committee on Consumer Safety, European Commission (2012)