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石けん作りでの比較

石けん作りでのラードと植物性ショートニングの比較

ショートニングは料理ではラードの代わりになりますが、石けんではより柔らかい石けんになります。単独で使った場合の硬さはラードの42に対して26、リノール酸はラードの8%に対して27.8%で、リノール酸は石けんの保存期間を縮める脂肪酸です。これらはUSDAによる、以前の部分硬化ショートニングの数値です。現在のショートニングは多価不飽和脂肪がさらに多いため、より柔らかく、より早く酸敗する石けんになります。ショートニングの鹸化価は公表されておらず、計算ツールが脂肪酸組成から算出した値はラードより2.5%低くなっています。

ラード(純製) 植物性ショートニング(米国の家庭用、部分硬化) 他の油脂とも比較する

ラード 植物性ショートニング

公表値

ラード植物性ショートニング
鹸化価, mg KOH/g192–203未公表
計算ツールで使う値, mg KOH/g197.5 (中間値)192.6 (算出値)
鹸化価(NaOH換算), g/g0.14080.1373
ヨウ素価, g I₂/100 g55–65—
INS値(鹸化価 − ヨウ素価)138—
融点, °C——
不けん化物, %≤ 1—
石けんのラベルでの表示名Sodium Lardate—

それぞれ単独で使った場合

ラード植物性ショートニング一般的な範囲
硬さ422629–54
洗浄力2012–22
コンディショニング557344–69
泡立ち2014–46
クリーミーな泡402516–48

1種類のオイルの硬さ、洗浄力などの値は、計算ツールがレシピについて表示するのと同じ計算を、そのオイル1種類に当てはめたものです。そのオイルがブレンドにもたらすものを説明しますが、そのオイルだけで作った石けんの使い心地を予測するものではありません。

一方をもう一方に置き換えた場合

同じ重さなら、植物性ショートニングに必要な苛性ソーダはラードより2.5%少なくなります。 油脂1 kgをスーパーファット5%で作る場合、水酸化ナトリウムはラードで133.8 g、植物性ショートニングで130.5 gです。

下の石けん(この油脂が油脂全体の35%を占める)で、一方に合わせて苛性ソーダを量り、計算し直さずにもう一方を入れると、スーパーファットは次のように変わります:

苛性ソーダを量った油脂使った油脂スーパーファット
ラード植物性ショートニング4.2 %計算し直す
植物性ショートニングラード5.8 %計算し直す

スーパーファットは、苛性ソーダが鹸化せずに残す油脂の割合で、ここでは5%で設定しています。0を下回ると、油脂が反応できる量より苛性ソーダが多くなります。実際に手元にある油脂を苛性ソーダ計算ツールに入れれば、その油脂に合わせた苛性ソーダの量を計算します。

どちらかで作った同じ石けん

この石けん:どちらか一方を35%、スーパーファット5%、油脂1,000 g。 残り:オリーブオイル35%、ココナッツオイル25%、ひまし油5%。

ラードを使用植物性ショートニングを使用一般的な範囲
水酸化ナトリウム(g)141.3140.2
硬さ413529–54
洗浄力181712–22
コンディショニング556244–69
泡立ち222214–46
クリーミーな泡272216–48
リノール酸とリノレン酸(%)8.615.7

ラードを使った石けんを開く 植物性ショートニングを使った石けんを開く

脂肪酸組成

脂肪酸ラード植物性ショートニング
ミリスチン酸 C14:0 1.8 (1–2.5) 0.2 (0.13–0.21)
パルミチン酸 C16:0 25.0 (20–30) 13.2 (12.23–14.53)
パルミトレイン酸 C16:1 3.0 (2–4) 0.0 (0–0.08)
ステアリン酸 C18:0 15.0 (8–22) 12.1 (10.55–12.92)
オレイン酸 C18:1 45.0 (35–55) 43.6
リノール酸 C18:2 8.0 (4–12) 27.8
α-リノレン酸 C18:3 n-3 1.5 (≤ 1.5) 2.0 (1.25–2.59)
アラキジン酸 C20:0 1.0 (≤ 1) 0.5 (0.27–0.51)
ガドレイン酸 C20:1 1.5 (≤ 1.5) 0.1 (0–0.29)
エルカ酸 C22:1 0.5 (≤ 0.5) 0.0

計算ツールが各油脂に使っている値(脂肪酸全体に対する%)。括弧内は公表範囲です。

ガイド

その他の比較

数値の出典

各数値の根拠となる引用と各出典の注記は、英語のページに出典の原文のまま掲載しています。翻訳した引用は元の文書と照合できないためです。

ラード(純製)

Codex Alimentarius Commission (FAO/WHO) — CODEX STAN 211-1999 Standard for Named Animal Fats (adopted 1999; amended 2009, 2013, 2015) - 2015 print · 文書の日付:2015 · 2026-09-20閲覧
Ministry of Health, Labour and Welfare, Japan (Japanese Pharmacopoeia, 18th Edition, English version) — JP XVIII, Crude Drugs and Related Drugs (official monographs) · 文書の日付:2021-06-07 · 2026-09-20閲覧

植物性ショートニング(米国の家庭用、部分硬化)

USDA Agricultural Research Service - FoodData Central (SR Legacy) — Shortening, vegetable, household, composite (SR Legacy, fdcId 173584, NDB 04615) - fatty acid nutrients · 文書の日付:2019-04-01 · 2026-09-25閲覧
USDA Agricultural Research Service - FoodData Central (Survey Foods, FNDDS 2021-2023) — Shortening, NS as to vegetable or animal (FNDDS food code 81203000, fdcId 2710167) · 文書の日付:2024-10-31 · 2026-09-25閲覧
USDA Agricultural Research Service - FoodData Central (SR Legacy) — Shortening, household, soybean (partially hydrogenated)-cottonseed (partially hydrogenated) (SR Legacy, fdcId 171011, NDB 04031) - fatty acid nutrients · 文書の日付:2019-04-01 · 2026-09-25閲覧
USDA Agricultural Research Service - FoodData Central (SR Legacy) — Shortening household soybean (hydrogenated) and palm (SR Legacy, fdcId 172332, NDB 04559) - fatty acid nutrients · 文書の日付:2019-04-01 · 2026-09-25閲覧
B&G Foods, Inc. (Crisco), the producer's own product page — Crisco All-Vegetable Shortening: ingredient statement and Nutrition Facts panel · 2026-09-25閲覧