soapformulator
JA
中級 デザインとテクニック 2分で読めます 更新日

手作り石けんの色付け:マイカ、酸化鉄、ウルトラマリン、顔料

できたての石けんは強いアルカリ性で、それがどの色が残るかを決めます。酸化鉄とウルトラマリンは変わらずに残ります。多くの染料は残らず、マイカの安定性はコーティングしだいです。このガイドでは鉱物系と合成の着色料について、どれを信頼できるか、どれだけ使うか、粒を残さずに石けん生地に混ぜる方法を扱います。

チャコールグレーの背景に、黄土色、青、緑、黒、白のコールドプロセス石けんを切り分けたものと、それぞれの色の顔料の粉を入れた小さなガラス皿

要点

  • 酸化鉄、ウルトラマリン、酸化クロムグリーン、酸化チタンは石けんの中で安定しています。染料はにじみ、レーキ顔料はアルカリで分解し、マイカはコーティングしだいで振る舞いが変わります。
  • 油脂500 g全体をしっかり色付けするなら、酸化鉄やウルトラマリンは小さじ1、マイカは小さじ3、酸化チタンは小さじ1½あたりから始め、できるかぎり重さで量ります。
  • 粉はすべて、石けん生地に入れる前に分散させます。レシピから取り分けた液体油大さじ1に、粉小さじ1です。
  • 色を付ける一部の生地には、その割合に応じた量を使います。生地の四分の一なら、着色料も四分の一です。
  • ジェル化すると色は濃くなります。グリセリンリバーは薄い苛性ソーダ水溶液と完全なジェル化で現れ、顔料、とくに酸化チタンがそれを目立たせます。
  • EUと英国では、着色料はすべて附属書IVに載っている必要があり、CI番号で表示します。米国では、本来の石けんは化粧品の色素規則の対象外ですが、化粧品としての効能をうたう石けんは対象になります。
このページの内容

石けんの色のトラブルの多くは、アルカリに耐えられない着色料を使ったか、使用量を間違った量の生地に対して計算したかのどちらかで起こります。このガイドでは、まず着色料の種類、次に使用量、そして実際の作業である粉の分散と生地の分け方を取り上げます。植物の色とクレイは、天然の着色料のガイドで別に扱っています。

石けんのアルカリに耐えるもの

コールドプロセスの石けん生地は、苛性ソーダが使い切られるまで強いアルカリ性で、熟成を終えた石けんでもpHはおよそ9〜10あります(理由はpHのガイドで説明しています)。石けん用の着色料はこれに耐え、さらにジェル化の熱にも耐えなければなりません。鉱物系の顔料は耐えます。多くの有機染料は耐えません。

種類 例とCI番号 コールドプロセスの石けんでは
酸化鉄 レッド CI 77491、イエロー CI 77492、ブラック CI 77499 安定。強くマットな色。分散させないと粒になり、多すぎると泡に色が付く
酸化クロム系のグリーン 酸化クロムグリーン CI 77288、水酸化クロムグリーン CI 77289 安定。水酸化クロムグリーンのほうが明るく、青みの強い緑
ウルトラマリン ブルー、バイオレット、ピンク(すべてCI 77007) アルカリでは安定。酸で分解する
白の顔料 酸化チタン CI 77891、酸化亜鉛 CI 77947 安定。白さは酸化チタンのほうがずっと強い
マイカ 酸化チタン、酸化鉄、染料でコーティングしたマイカ コーティングと同じだけ安定
染料 FD&C色素とD&C色素。濃縮液として売られていることが多い ラインやスワールの境目からにじむ。できたての石けんで変色・退色するものが多い
レーキ顔料 水酸化アルミニウムに固定した染料 水酸化アルミニウムがアルカリに溶け、染料が離れる
マンガンバイオレット CI 77742 強いアルカリで壊れ、灰色になる

安定性は、出典に挙げた着色料の仕入先と書籍の報告によるものです。レーキ顔料のしくみはDesaiら(1993年)、マンガンバイオレットはColourLexによります。

酸化鉄、酸化クロムグリーン、ウルトラマリン

これらは石けんの着色の主力です。化粧品用として売られている酸化鉄は合成品で、米国の規則は化粧品に合成品しか認めていません(21 CFR 73.2250)。採掘した酸化鉄には鉛やヒ素などの重金属が含まれるからです。色が移動したり変わったりせず、当サイトの三色のハンガースワール石けんのれんが色や黄土色のような色を出します。欠点は物理的なものです。だまになりやすく、だまが生地に入ると、カットした石けんに色の粒として、あるいは泡に色の筋として現れます。

ウルトラマリンは700 °Cを超える温度で焼成した顔料で、コールドプロセスでは最も頼りになる青と紫です。弱点はアルカリではなく酸です。酸で分解して、腐った卵のにおいがする硫化水素を出します。これが問題になるのは酸性の製品で、石けんでは問題になりません。

マイカ

化粧品用のマイカは、鉱物の薄片に、色と光沢を担うコーティングを施したものです。振る舞いを決めるのはコーティングで、Susan Miller Cavitchが説明するように、色を決めるのはその厚さです。パール調のマイカの色合いは、酸化チタンや酸化鉄の層の厚さから生まれます。金色のマイカは、マイカが四分の三、酸化チタンが四分の一に少量の酸化鉄ということがあり、こうしたコーティングは石けんの中でも持ちこたえます。色が変わるのは、染料、レーキ顔料、カルミンで色付けしたマイカです。Faiolaは、紫に変わる青、コーラル色に変わる緑、跡形もなく退色するマイカを挙げています。良い仕入先は、マイカがコールドプロセスで安定かどうかを明記しています。書かれていなければ、試してください。

きらめきは、光が石けんの中に入って戻ってくることで生まれます。そのためマイカは、透明なMPソープではきらめき、不透明なコールドプロセスの石けんでは控えめに見えます。それでも色は付き、表面にのる石けんのトップやペンシルラインで最もよく映えます。

クラフト用のラメやマイカ、クレヨン、キャンドル用の染料、布用の染料、絵の具は、化粧品の純度で作られておらず、石けんに使うべきではありません。

染料とレーキ顔料

染料は溶けるので、石けんの中で移動します。染料で色付けした生地のくっきりしたラインは、隣の色ににじんでぼやけます。それがデザインになることもありますが(Faiolaはまさにこのにじみを使ってオンブレのローフを作っています)、くっきりしたスワールや層には染料は使えません。多くのFD&C色素は、できたての石けんで色が変わったり失われたりもするので、一つずつ自分のレシピで試してください。

レーキ顔料は、染料を水酸化アルミニウムに固定して不溶性にしたものです。中性に近い製品のために作られています。水酸化アルミニウムは強いアルカリに溶け、溶けるにつれて染料がにじみ出します。コールドプロセスでは、レーキ顔料はにじんで退色するものと考えてください。

まったく使えないもの

化粧品用の紫の顔料であるマンガンバイオレットは、コールドプロセスでは灰色になります。強いアルカリで壊れるからです。鮮やかなネオンカラーの着色料は製品によって違います。デザインの中心に据える前に、コールドプロセスでの安定性と、それぞれの使用が認められている範囲についての仕入先の説明を読んでください。

使用量

使用量は、それで色を付ける生地の量と合わせて初めて意味を持ちます。下の数値は、着色料を加えたときに苛性ソーダ計算ツールが入れる量で、仕入先が公表している使用量をもとに、約725 gのバッチに含まれる油脂500 g(17.6 oz)について計算したものです。レシピはパーム不使用の定番石けんで、苛性ソーダ水溶液33%、香料3%です。どれもバッチ全体をしっかり色付けする量で、減らせば淡い色になります。

着色料 油脂500 gあたり 分散させる液体
酸化チタン(油分散性) 小さじ1½(7.6 g) 液体油
酸化チタン(水分散性) 小さじ1(3 g) 水
酸化鉄レッド 小さじ¾(3.4 g) 液体油
酸化鉄イエロー 小さじ1(2.2 g) 液体油
酸化鉄ブラック 小さじ1(5.2 g) 液体油
ウルトラマリン(ブルー、バイオレット、ピンク) 小さじ1(4.6 g) 液体油
酸化クロムグリーン 小さじ1(5.4 g) 液体油
マイカ 小さじ3(5 g) 液体油またはグリセリン
活性炭 小さじ⅜(0.9 g) 液体油

仕入先が油脂または石けんのポンド単位で示す使用量を、計算ツールがこのバッチに当てはめた値です。グラム数は、それぞれの粉の公表されているかさ密度から求めています。

レッドの数値がほかの酸化鉄より低いのは、Wholesale Supplies Plusが、レッドやブラウンの酸化鉄はほかの色の半分の量にし、多くても石けんのポンドあたり小さじ半分までにするよう勧めているからです。表で最も当てにならないのはスプーンでの量です。すり切り小さじ一杯の酸化鉄イエローは、グレードや詰まり具合によって1 gのこともあり、酸化鉄ブラックなら6 gのこともあります。0.01 g単位で量れる宝飾品用のはかりは安く、色を再現できるようにしてくれます。どの顔料も、多く入れると泡に色が付き始めます。

酸化鉄は絵の具のように混ぜられます。黄と青で緑、赤と青で紫、黄と赤でオレンジです。LetcavageとBuckは、明るいほうの色から始めて、そこに暗い色を混ぜていきます。難しいのは紫です。Alicia Grossoは、紫ができたての石けんの黄みがかった色に負けて灰色っぽくなると書いていますが、熟成するにつれて黄みは薄れるので、補正しすぎないよう注意しています。

粉を分散させる

顔料はだまになるほど細かく、乾いただまを生地に混ぜ込んでも、もうほぐれません。粉はすべて、生地に入れる前に液体でぬらして分散させておきます。できれば苛性ソーダ水溶液と油脂を合わせる前に済ませます。生地ができたら、時間との勝負になるからです。

  1. 粉を量ります。 小さなカップに入れ、一色につきカップ一つです。
  2. 液体を加えます。 酸化鉄、ウルトラマリン、マイカ、活性炭、油分散性の酸化チタンは、粉小さじ一杯につき軽い液体油を約大さじ1(15 mL)使います。クレイと水分散性の酸化チタンは、代わりに水に入れます。量は重さの約三倍で、レシピの水から取り分けておきます。
  3. スイッチを入れる前にぬらします。 ミニ泡立て器(ミルクフォーマー)の先かスプーンで粉を液体の下に押し込んでからスイッチを入れ、粉が舞い上がらないようにします。
  4. なめらかになるまで混ぜます。 白い皿に一滴のばし、粒が見えないことを確かめます。
  5. 使う直前にもう一度混ぜます。 カップを置いておくと、顔料は沈みます。

液体については本によって違います。Anne-Marie Faiolaは、このガイドと同じく顔料1に対して軽い油3を使います。LetcavageとBuckは、「乾いた粉末の着色料を完全に水和させるため」(“in order to fully hydrate the dry powder colorant”)、少なくとも24時間前に、酸化鉄をその三倍の容量のグリセリンに混ぜておきます。Grossoはひとつまみを小さじ一杯のぬるま湯でぬらし、トレースの出た生地を大さじ2混ぜてから、鍋に戻して混ぜます。

Faiolaは、余った油の分散液を冷蔵庫に保存し、一か月たったら捨てます。クレイを水に溶いたものは保存がききません。ぬれたクレイにはカビが生えることがあるので、使うたびに作ります。グリセリンはマイカやたいていの顔料をよく分散させ、油も増えませんが、水の多いレシピで酸化チタンを分散させるのには使わないでください。グリセリンがグリセリンリバーを悪化させます。

バッチ全体を均一な色にするには、分散液をまず約2カップ(500 mL)の生地に混ぜ、それを鍋に戻して全体に混ぜます。いっぱいの鍋に直接色を入れると、まだらになりがちです。バッチ全体を一色にする場合、Grossoは酸化鉄やウルトラマリンを代わりに苛性ソーダ水溶液に混ぜ、全体に行き渡らせます。顔料は沈むので、入れる前にもう一度混ぜてください。

生地を色ごとに分ける

スワールや層の石けんは、一つのバッチをいくつかのパートに分け、それぞれに別の色を付けたものです。目分量ではなく重さで分けると、デザインを再現でき、それぞれのパートにどれだけの着色料が要るかも正確にわかります。

まずは生地全体、つまり油脂、苛性ソーダ水溶液、香料を合わせたものから考えます。計算ツールはこれをバッチの総量として表示し、上のレシピの油脂500 gなら約725 gです。次に分け方を決めます。Faiolaのリニアスワールは40%のベースと20%のアクセント三つ、ファイアドロップスワールは75%を白のベースにし、残りの25%を五本のスクイズボトルに分けます。半分をベースにし、四分の一ずつを二色にするのが始めやすい分け方です。

パート 割合 生地 着色料
白のベース 50% 362 g 酸化チタン小さじ¾(3.5 g)
ブルー 25% 181 g ウルトラマリンブルー小さじ¼(1 g)
ゴールド 25% 181 g マイカ小さじ¾(1.2 g)

着色料はパートに合わせます。生地の四分の一のパートで同じ濃さの色を出すには、上の表のバッチ全体の量のおよそ四分の一を使います。当サイトの青と金のドロップスワール石けんは、この三つの着色料を使っています。

ピッチャーを一つずつはかりにのせて風袋を引き、それぞれの分を注ぎます。分散させた着色料を加え、泡立て器で混ぜます。スティックブレンダーは、粒が残っているときだけ、短く断続的に使ってください。ブレンダーを使うと、生地はすぐにとろみがつきます。Faiolaは、明るい色から暗い色の順に、一つのピッチャーにつき約2秒ずつかけています。使い慣れない香料や、トレースを速めることで知られる香料を使うなら、先に各パートに色を付け、香料は最後に加えます。そうすれば、とろみがついてしまっても、少なくとも色は均一になります。

グラム数は計算ツールに任せる。このリンクは、上の三色を加えた500 gのレシピを読み込みます。小さじをグラムに換算し、それぞれの量を出典と照らし合わせます。

計算ツールで開く

酸化チタン

酸化チタンは白い石けんの白であり、スワールの色を引き立てるベースです。パステルカラーをきれいに出す方法でもあります。色を付けたパートに白の分散液を少し加えると、単に着色料を減らすよりも澄んだ色合いになります。着色料を減らすだけだと、石けん自体のアイボリーが透けて見えるからです。当サイトの青の五層オンブレ石けんは、青い油と白い油を決まった割合で混ぜ、濃い青から白へと段階的に変えています。

酸化チタンは油にも水にも溶けません。顔料メーカーは粒子の表面を処理し、油に分散するグレードと水に分散するグレードを作っています。計算ツールが二つを別々に載せているのはそのためです。それぞれ合った液体で使ってください。酸化チタンはだまにもなりやすく、分散しきれなかった粉は白い粒として現れるので、ほかの色よりも長くミニ泡立て器にかけてください。

計算ツールが勧める量は、しっかりした白にするなら石けんのポンドあたり小さじ1で、油脂500 gなら約小さじ1½(7.6 g)です。ある仕入先は、同じ数値を使用量の上限としています。

グリセリンリバー

グリセリンリバーは、淡い色や色付きの石けんの中を走る、半透明で枝分かれした筋で、酸化チタンの白を背景にすると最もよく見えます。Wholesale Supplies Plusが報告している試験では、グリセリンリバーが現れたのは、約31%未満の薄い苛性ソーダ水溶液と完全なジェル化が重なり、さらにそれを見せる顔料が石けんに入っていたときだけでした。ジェル化の状態が長く続くほどリバーは大きくなり、グリセリンに分散させた顔料はそれを悪化させました。そこから対策が導かれます。苛性ソーダ水溶液を31〜33%にすること、ローフを完全にはジェル化させないこと、油で分散させることです。Faiolaは、約5 °C(10 °F)低い温度で作ることを付け加えています。どちらにしても、石けんにはまったく問題ありません。詳しくはグリセリンリバーとひび割れを参照してください。

白いコールドプロセス石けんを半分に切って並べたもの。片方はなめらかでマットな白、もう片方には半透明の枝分かれした筋が走っている グリセリンリバー(右):水の多い生地が高温でジェル化した後、酸化チタンの白を背景に見える半透明の筋。

ひび割れの俗説

酸化チタンを入れると石けんがひび割れる、という話を目にすることがあります。そこで思い浮かべられている、筋や細かいひびの入った見た目はグリセリンリバーです。石けんの中に見える視覚的な効果で、石けんを貫くひびではありません。本当のひび割れは熱で起こります。ローフがジェル化中に過熱したときと、アルコールをスプレーしすぎて表面が乾いたときです。白い石けんがひび割れる理由は、ほかの石けんと同じです。

粉そのもの

酸化チタンの安全性の問題は、乾いた粉を吸い込むことです。2019年、欧州委員会は一部の粉末の形態を、吸入によって発がんのおそれがある物質に分類しました。EU一般裁判所は2022年11月にこの分類を取り消し、EU司法裁判所は2025年8月1日にその取り消しを支持しました。EUの化粧品規則は現在も、使い方によっては肺に入るおそれのある製品に、酸化チタンや酸化亜鉛の粉末を使うことを認めていません。こうしたことは、吸い込むことのできない固形石けんには関係ありません。関係するのは、細かい粉を量る人のほうです。粉はそっとすくい、ミニ泡立て器のスイッチを入れる前に油の下でぬらし、乾いた顔料を扱うときは防じんマスクを着けてください。

色を試し、ジェル化で変わることを見込む

トレースのときの色は、仕上がった石けんの色ではありません。ジェル化した石けんは透明感が増し、色は濃く鮮やかに出ます。ジェル化させなかった石けんは、淡くクリーミーに見えます。Faiolaは、鮮やかなデザインの一部をヒーティングパッドに30分のせ、より高温でジェル化させています。中央だけがジェル化したローフは、中心が濃く端が淡くなるので、ローフ全体をジェル化させるかさせないかを決めてください(コントロールのしかたはジェル化のガイドで説明しています)。

同じ青と白のスワール石けんを切って二つ並べたもの。左は色が濃く、つやがあって鮮やか、右は淡くチョークのような色 同じ生地を、ジェル化させたもの(左)と冷やしておいたもの(右)。

色はカットした後も変わり続けます。不安定なマイカは、最初の数日で色がずれていくことがあります。光による退色の速さは着色料によって違います。Grossoは、耐光性が最も高いのは鉱物系の顔料で、次がマイカ、その次が化粧品用の染料と食用色素だとし、サンプルの半分を不透明な紙で覆って日なたに置いて試しています。たいていのバニラ系やベーカリー系の香料に含まれるバニリンは、数週間かけて生地を薄茶色から濃い茶色に変えるので、白いベースにはバニリンを含まない香料が必要です。天然の色は退色します。これは天然の着色料のガイドで扱っています。

新しい着色料は、ローフに使う前に試してください。小さなシリコンカップいくつかに生地を50 gずつ流し、重さを量りながら段階的に色を加え、それぞれ二つずつ作ります。一組は約77 °C(170 °F)に保ったオーブンに二時間入れてからスイッチを切り(これでジェル化します)、もう一組は冷蔵庫に入れます。一週間後にもう一度見てください。量はグラムで書き留めます。「ひとつまみ」は再現できません。

法律の求めること

EUと英国

EUと英国では、石けんは化粧品です。着色料、つまり主に製品に色を付けるために使う物質は、附属書IVのリストに載っていて、その項目の条件の範囲内で使う場合にしか認められません。ラベルでは、着色料はカラーインデックス番号(CI番号)で表示し(酸化チタンはCI 77891、酸化鉄レッドはCI 77491)、ほかの成分の後に順不同で並べることができます。マイカそのものは附属書IVに載っていません。Micaと表示し、コーティングの顔料はそれぞれのCI番号で表示します。そのCI番号は仕入先が明記しているはずです。どの着色料も、製品の安全性評価の対象に含まれていなければなりません。

米国

米国の法律では、本来の石けんは化粧品ではありません。製品の主成分が脂肪酸のアルカリ塩で、洗浄作用がそれによるもので、石けんとしてのみ表示・販売されている場合、FDAはそれを消費者製品安全委員会(Consumer Product Safety Commission)の管轄に任せています。石けんが保湿、防臭など化粧品としての効能をうたったとたん、それは化粧品になり、含まれる色素添加物はすべて、その用途について承認されていなければなりません。合成酸化鉄、酸化チタン、マイカは化粧品全般について、ウルトラマリンと酸化クロムグリーンは外用の化粧品について承認されています。ターメリックとスピルリナ抽出物は、食品用の色素添加物としてのみ収載されています。

ラベル作成ツールは、計算ツールが知っている着色料についてCI番号と米国の色名を書き出します。ラベルのそれ以外の部分は表示のガイドで扱っています。

試してみたいレシピ

すべてのレシピ

出典

これらの出典に関する注記は英語のページにあります。各文書と照合したときの文言のまま掲載しています。

  1. Soap Crafting: Step-by-Step Techniques for Making 31 Unique Cold-Process Soaps . Anne-Marie Faiola, Storey Publishing , 2013.
  2. The Complete Photo Guide to Soap Making . David Fisher, Creative Publishing International , 2018.
  3. Natural Soap Making . Elizabeth Letcavage and Melissa Harden, Stackpole Books , 2013.
  4. Pure Soapmaking . Anne-Marie Faiola, Storey Publishing , 2016.
  5. Basic Soap Making . Elizabeth Letcavage and Patsy Buck, Stackpole Books , 2009.
  6. The Everything Soapmaking Book, 3rd edition . Alicia Grosso, Adams Media , 2013.
  7. The Natural Soap Book . Susan Miller Cavitch, Storey Publishing , 1995.
  8. Regulation (EC) No 1223/2009 on cosmetic products, Articles 2, 14 and 19 and Annex IV . European Parliament and Council , 2009.
  9. 21 CFR 701.20, Detergent substances, other than soap, intended for use in cleansing the body . US Code of Federal Regulations .
  10. 21 CFR Part 73 Subpart C, Color additives exempt from certification: cosmetics . US Code of Federal Regulations .
  11. Frequently Asked Questions on Soap . US Food and Drug Administration .
  12. The effect of aluminum hydroxide dissolution on the bleeding of aluminum lake dyes . Desai A. et al., Pharmaceutical Research 10(10) , 1993.
  13. Press release No 99/25: the Court of Justice upholds the annulment of the classification of titanium dioxide in certain powder forms as a carcinogenic substance . Court of Justice of the European Union , 2025.
  14. Manganese violet . ColourLex .
  15. Chemistry 101: Glycerin Rivers . Wholesale Supplies Plus , 2025.
  16. Comprehensive guide to soap colorants . Wholesale Supplies Plus .