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石けん作りでの比較

石けん作りでのカカオバターとマンゴーバターの比較

二つのうち石けんを硬くするのはカカオバターで、単独で使った場合の硬さはマンゴーバターの49に対して61です。融点も31〜35°Cで、マンゴーバターは品種によって17.6〜34.3°Cと幅があります。硬さではなく使用感のために使うならマンゴーバターです。必要な苛性ソーダの量はほぼ同じなので、下の石けんで置き換えてもスーパーファットは4.9%です。

カカオバター マンゴーバター 他の油脂とも比較する

カカオバター マンゴーバター

公表値

カカオバターマンゴーバター
鹸化価, mg KOH/g188–198185–198
計算ツールで使う値, mg KOH/g193.0 (中間値)191.5 (中間値)
鹸化価(NaOH換算), g/g0.13760.1365
ヨウ素価, g I₂/100 g33–4232–57
INS値(鹸化価 − ヨウ素価)156147
融点, °C31–3517.64–34.32
不けん化物, %—0.94–1.9
石けんのラベルでの表示名Sodium Cocoa ButterateSodium Mangoseedate

それぞれ単独で使った場合

カカオバターマンゴーバター一般的な範囲
硬さ614929–54
洗浄力0012–22
コンディショニング384644–69
泡立ち0014–46
クリーミーな泡614916–48

1種類のオイルの硬さ、洗浄力などの値は、計算ツールがレシピについて表示するのと同じ計算を、そのオイル1種類に当てはめたものです。そのオイルがブレンドにもたらすものを説明しますが、そのオイルだけで作った石けんの使い心地を予測するものではありません。

一方をもう一方に置き換えた場合

同じ重さなら、マンゴーバターに必要な苛性ソーダはカカオバターより0.8%少なくなります。 油脂1 kgをスーパーファット5%で作る場合、水酸化ナトリウムはカカオバターで130.7 g、マンゴーバターで129.7 gです。

下の石けん(この油脂が油脂全体の15%を占める)で、一方に合わせて苛性ソーダを量り、計算し直さずにもう一方を入れると、スーパーファットは次のように変わります:

苛性ソーダを量った油脂使った油脂スーパーファット
カカオバターマンゴーバター4.9 %ほとんど変わらない
マンゴーバターカカオバター5.1 %ほとんど変わらない

スーパーファットは、苛性ソーダが鹸化せずに残す油脂の割合で、ここでは5%で設定しています。0を下回ると、油脂が反応できる量より苛性ソーダが多くなります。実際に手元にある油脂を苛性ソーダ計算ツールに入れれば、その油脂に合わせた苛性ソーダの量を計算します。

どちらかで作った同じ石けん

この石けん:どちらか一方を15%、スーパーファット5%、油脂1,000 g。 残り:オリーブオイル55%、ココナッツオイル25%、ひまし油5%。

カカオバターを使用マンゴーバターを使用一般的な範囲
水酸化ナトリウム(g)139.9139.7
硬さ383729–54
洗浄力171712–22
コンディショニング585944–69
泡立ち212114–46
クリーミーな泡262416–48
ヨウ素価586041–70
INS値148147136–165
リノール酸とリノレン酸(%)8.48.3

カカオバターを使った石けんを開く マンゴーバターを使った石けんを開く

脂肪酸組成

脂肪酸カカオバターマンゴーバター
パルミチン酸 C16:0 26.5 (23–30) 6.0 (2–10)
ステアリン酸 C18:0 34.0 (31–37) 42.5 (35–50)
オレイン酸 C18:1 34.5 (31–38) 42.5 (35–50)
リノール酸 C18:2 3.2 (1.6–4.8) 3.0 (1–5)
α-リノレン酸 C18:3 n-3 0.8 (0–1.5) 0.0
アラキジン酸 C20:0 0.8 (0–1.5) 4.0 (1–7)

計算ツールが各油脂に使っている値(脂肪酸全体に対する%)。括弧内は公表範囲です。

ガイド

その他の比較

数値の出典

各数値の根拠となる引用と各出典の注記は、英語のページに出典の原文のまま掲載しています。翻訳した引用は元の文書と照合できないためです。

カカオバター

United States Pharmacopeial Convention (USP 29-NF 24 text as mirrored at pharmacopeia.cn) — USP 29-NF 24 (2006), NF Monographs: Cocoa Butter (Official January 1, 2007), page 3315 · 文書の日付:2007-01-01 · 2026-09-20閲覧
Ministry of Health, Labour and Welfare, Japan (Japanese Pharmacopoeia, 18th Edition, English version) — JP XVIII, Crude Drugs and Related Drugs (official monographs) · 文書の日付:2021-06-07 · 2026-09-20閲覧
Gustav Heess GmbH (oil producer/refiner), product specification sheet — Product Specification: Cocoa butter refined (Reg-No. Sp160030e) · 文書の日付:2026-01-22 · 2026-09-20閲覧
Archivos Latinoamericanos de Nutricion (peer-reviewed, SciELO) — Padilla FC, Liendo R, Quintana A. Characterization of cocoa butter extracted from hybrid cultivars of Theobroma cacao L. Arch Latinoam Nutr 2000;50(2):215-222 · 文書の日付:2000 · 2026-09-20閲覧

マンゴーバター

Indian Standards Institution (now Bureau of Indian Standards) — IS 9231:1979 Specification for Mango Kernel Fat, Table 1 "Requirements for mango kernel fat" and foreword clause 0.3.1 · 文書の日付:1979 · 2026-09-25閲覧
Gustav Heess GmbH (oil producer/refiner), product specification sheet — Product Specification: Mango butter refined (Reg-No. Sp151030d) · 文書の日付:2022-07-01 · 2026-09-25閲覧
Food Safety and Standards Authority of India (FSSAI), Ministry of Health and Family Welfare, Government of India — Food Safety and Standards (Food Products Standards and Food Additives) Regulations, 2011 - Chapter 2.2 'Fats, Oils and Fat Emulsions', Version 5 (01.08.2025), item 8 'Mango Kernel Fat' · 文書の日付:2025-08-01 · 2026-09-21閲覧