ローズマリーとミントの石けん
ローズマリーとペパーミントの精油で香りをつけ、スピルリナで緑色に色づけ、湯に浸したミントの葉を散らした普段使いのハーブ石けんです。緑色が長持ちするよう冷たく保つと、見た目もさわやかで、すっきりと明るい香りの石けんに切り分けられます。
- 難易度
- 初級
- 製法
- コールドプロセス(CP法)
- バッチ
- 油脂1000 g 約1457 gの石けん生地
- 作業時間
- 1時間10分
- 熟成
- 5週間
- ジェル化
- させない 涼しく保つ
用意するもの
油脂1000 g分(容量1.5リットルのローフ型がいっぱいになる量)。液体も含め、すべて重さで量ります。
| オリーブオイル(バージン・精製・ピュア) · 35.0 % | 350 g | 12.35 oz |
| ココナッツオイル · 25.0 % | 250 g | 8.82 oz |
| ハイオレイックひまわり油 · 20.0 % | 200 g | 7.05 oz |
| カカオバター · 15.0 % | 150 g | 5.29 oz |
| ひまし油 · 5.0 % | 50 g | 1.76 oz |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) · 苛性ソーダ、純度100% | 139.6 g | 4.92 oz |
| 精製水 · 濃度33 %の苛性ソーダ水溶液にする分 | 283.4 g | 10.00 oz |
| スピルリナパウダー · 大さじ1, レシピの液体油大さじ3に混ぜる | 7 g | 0.25 oz |
| 乾燥ペパーミントの葉 · ティーバッグ約一袋分。先に湯に浸してから乾かし直し、斑点にする | 2 g | 0.07 oz |
| 熱湯(ミントを浸す用) · 前日に乾燥した葉に注ぎ、そのあと捨てる。レシピの水には含まれない | 1カップ | |
| ローズマリー精油 · 油脂の1.5 %、トレース時に | 15 g | 0.53 oz |
| ペパーミント精油 · 油脂の1.0 %、トレース時に | 10 g | 0.35 oz |
- スーパーファット
- 5 %
- 温度
- 油脂と苛性ソーダ水溶液はそれぞれ35〜38 °C(95〜100 °F)、流し込んだあとはローフを冷たく保つ
作り方
-
ミントを浸して乾かす
前日に、乾燥ペパーミントの葉2 g(ティーバッグ約一袋分)にカップ一杯の熱湯を注ぎ、10分置きます。お茶そのものは使いません。こして水分をできるだけ絞り、ペーパータオルに薄く広げて、またぱりっとするまでひと晩乾かします。 -
準備
窓を開けるか換気扇を回し、子どもとペットを部屋から出して、飛沫防止の保護ゴーグル、ニトリル手袋、長袖を着用します。容量1.5リットルのローフ型を用意し、冷蔵庫の棚を一段空けておきます。 -
すべてを量る
鍋にココナッツオイル250 gとカカオバター150 g、ジャグにオリーブオイル350 g、ハイオレイックひまわり油200 g、ひまし油50 gを量ります。苛性ソーダ用のジャグに精製水283.4 g、小さなカップにローズマリー精油15 gとペパーミント精油10 gを量り、最後に乾いた容器に苛性ソーダ139.6 gを量ります。 -
苛性ソーダ水溶液を作る
空気の流れがある場所で、苛性ソーダを水にゆっくり注ぎ、透明になるまでかき混ぜます。水を苛性ソーダに注ぐことは絶対にしないでください。蒸気に顔を近づけず、ラベルを貼り、手の届かない場所で冷まします。 -
スピルリナを混ぜる
ジャグの液体油から大さじ3を小さなカップに取り、スピルリナ大さじ1を、乾いただまがなくなりなめらかになるまで混ぜます。 -
油脂を溶かす
ココナッツオイルとカカオバターをごく弱火で透明になったところまで溶かし、ジャグに残った液体油を注ぎ入れます。 -
ライトトレースまで混ぜる
油脂と苛性ソーダ水溶液がそれぞれ35〜38 °C(95〜100 °F)になったら、苛性ソーダ水溶液をブレンダーの軸に伝わせて油脂に注ぎます。生地が薄いカスタードのようになり、垂らすとうっすら跡が残るまで、短く回してはかき混ぜます。 -
色と香りをつける
スピルリナオイルを泡立て器で混ぜ込んで生地を均一な緑色にし、ローズマリー精油とペパーミント精油を手で混ぜ入れます。 -
ミントを加える
湯に浸したミントの葉を細かくほぐして入れ、斑点が均一に散るまで混ぜます。沈むようなら、生地が葉を支えられるだけ濃くなるよう、さらに数秒回します。 -
流し込む
鍋をきれいにこそげながら型に流し込み、作業台に打ちつけて空気を抜き、表面をならします。 -
冷たく保つ
ローフがジェル化しないよう、型を覆わずに冷蔵庫か家でいちばん涼しい部屋にひと晩置きます。熱でスピルリナの緑がくすみます。 -
型から出して切る
ローフを室温に戻し、流し込んでから24〜48時間後に手袋をつけて型から出し、切り分けます。結露があれば、乾いてから熟成に回します。 -
熟成させる
スピルリナは光であせるので、光の当たらない乾燥した風通しのよい場所で石けんを立てて並べ、数日ごとに向きを変えながら五週間熟成させます。
コツ
- スピルリナの緑は切った日がいちばん鮮やかで、一、二週間のうちにセージ色やオリーブ色へとやわらぎます。ローフを冷たく保ち、石けんを暗い場所に置くと、変化がゆっくりになります。
- ミントは湯に浸してから、もう一度乾かします。浸していないミントは斑点のまわりに茶色のにじみを作り、湿ったままの葉はにじんだりカビが生えたりすることがあります。それでも斑点は濃い緑から茶色になります。
- 強いのはペパーミントのほうです。もっと香りをつけたいなら、ペパーミントではなくローズマリーを増やしてください。
油脂
| 油脂 | 割合 |
|---|---|
| オリーブオイル(バージン・精製・ピュア) | 35.0 % |
| ココナッツオイル | 25.0 % |
| ハイオレイックひまわり油 | 20.0 % |
| カカオバター | 15.0 % |
| ひまし油 | 5.0 % |
製法
| 製法 | コールドプロセス(CP法) |
| アルカリ | NaOH |
| スーパーファット | 5 % |
| 水 | 苛性ソーダ濃度33% |
| ヨウ素価 | 58 |
| INS値 | 148 |
この石けんを作る理由
当サイトの指標で洗浄力17、コンディショニング60の中庸な普段使いの石けんで、カカオバターとハイオレイックひまわり油を使ってパーム不使用にしており、たいていの肌に合う手と体用の石けんです。この石けんが選ばれるのは香りのためです。ローズマリーのハーブらしい樟脳のような香りに、ペパーミントのひんやりとした鋭さが加わり、朝のシャワーで楽しむ人の多いさわやかな香りです。ひんやり感には本当の根拠があります。ペパーミント精油の主成分であるメントールは、冷たさを感じるのと同じ神経受容体を働かせます(McKemyら、2002)。ただし、洗い流す石けんで油脂の1%では、その効果はわずかです。緑色はスピルリナ、斑点は湯に浸したミントの葉によるもので、どちらも見た目のためのものであり、どちらも数週間でオリーブ色へとあせていきます。ペパーミントは目にしみるので、目の周りはよくすすいでください。
出典:
この種類の石けんについて、伝統、作り手の経験、研究がそれぞれ何を伝えているかを、どれにあたるかを明記して紹介しています。医学的な助言ではありません。また、皮膚の病気を治す石けんはありません。皮膚の病気がある場合は、医師または薬剤師に相談してください。
数値から分かること
- ラウリン酸 12.3 %
- ミリスチン酸 4.7 %
- パルミチン酸 11.9 %
- ステアリン酸 7.8 %
- リシノール酸 4.4 %
- オレイン酸 48.0 %
- リノール酸 7.4 %
- その他 5.1 %
飽和:不飽和 40 : 60
上の油脂の脂肪酸組成から計算しています。範囲は石けん作りの世界で定着した目安であり、化学ではありません。範囲から外れた石けんが間違っているわけではありません。
ガイドから
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この配合の根拠
以下の出典付きの注記と、引用している文書のタイトルは原文の言語のまま掲載しています。翻訳した引用では文書を探せず、翻訳した技術的な要約は、もはや文書と照合した要約ではなくなるためです。
Our own palm-free formulation at a 5 % superfat, with high-oleic sunflower oil and cocoa butter for a pale base so the spirulina reads green. The mint flecks are steeped tea leaves stirred in at trace, as Heidi Corley Barto does in her peppermint tea soap.
配合はHeidi Corley Barto『The Natural Soap Chef』 (Ulysses Press, 2012)をもとにアレンジしたものです。作り方と注記は当サイトによるものです。