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石けん作りでの比較

石けん作りでのパーム油とパーム核油の比較

同じ果実から採れる、性質の異なる二つの油脂です。パーム油は果肉から搾ったもので、主成分はパルミチン酸とオレイン酸です。パーム核油は種子から採れ、ココナッツオイルと同じラウリン酸系の油脂で、約半分がラウリン酸です。パーム核油には22.8%多くの苛性ソーダが必要なので、計算し直さずに絶対に置き換えないでください。パーム核油に合わせて苛性ソーダを量ってパーム油を使うと、下の石けんは苛性ソーダ過多になり、スーパーファットは−1.2%になります。

パーム油 パーム核油 他の油脂とも比較する

パーム油 パーム核油

公表値

パーム油パーム核油
鹸化価, mg KOH/g190–209230–254 (代表値 245)
計算ツールで使う値, mg KOH/g199.5 (中間値)245.0 (代表値)
鹸化価(NaOH換算), g/g0.14220.1747
ヨウ素価, g I₂/100 g50–5514.1–21
INS値(鹸化価 − ヨウ素価)147227
融点, °C——
不けん化物, %≤ 1.2≤ 1
石けんのラベルでの表示名Sodium PalmateSodium Palm Kernelate

それぞれ単独で使った場合

パーム油パーム核油一般的な範囲
硬さ507629–54
洗浄力26612–22
コンディショニング511844–69
泡立ち26614–46
クリーミーな泡481016–48

1種類のオイルの硬さ、洗浄力などの値は、計算ツールがレシピについて表示するのと同じ計算を、そのオイル1種類に当てはめたものです。そのオイルがブレンドにもたらすものを説明しますが、そのオイルだけで作った石けんの使い心地を予測するものではありません。

一方をもう一方に置き換えた場合

同じ重さなら、パーム核油にはパーム油より22.8%多くの苛性ソーダが必要です。 油脂1 kgをスーパーファット5%で作る場合、水酸化ナトリウムはパーム油で135.1 g、パーム核油で165.9 gです。

下の石けん(この油脂が油脂全体の30%を占める)で、一方に合わせて苛性ソーダを量り、計算し直さずにもう一方を入れると、スーパーファットは次のように変わります:

苛性ソーダを量った油脂使った油脂スーパーファット
パーム油パーム核油10.8 %残る油脂がずっと多い:計算し直す
パーム核油パーム油−1.2 %苛性ソーダ過多:計算し直さずに絶対に置き換えないでください

スーパーファットは、苛性ソーダが鹸化せずに残す油脂の割合で、ここでは5%で設定しています。0を下回ると、油脂が反応できる量より苛性ソーダが多くなります。実際に手元にある油脂を苛性ソーダ計算ツールに入れれば、その油脂に合わせた苛性ソーダの量を計算します。

どちらかで作った同じ石けん

この石けん:どちらか一方を30%、スーパーファット5%、油脂1,000 g。 残り:オリーブオイル40%、ココナッツオイル25%、ひまし油5%。

パーム油を使用パーム核油を使用一般的な範囲
水酸化ナトリウム(g)141.5150.7
硬さ425029–54
洗浄力173712–22
コンディショニング554544–69
泡立ち224114–46
クリーミーな泡291716–48
ヨウ素価564541–70
INS値153177136–165
リノール酸とリノレン酸(%)9.16.6

パーム油を使った石けんを開く パーム核油を使った石けんを開く

脂肪酸組成

脂肪酸パーム油パーム核油
カプリル酸 C8:0 0.0 4.3 (2.4–6.2)
カプリン酸 C10:0 0.0 3.8 (2.6–5)
ラウリン酸 C12:0 0.3 (0–0.5) 50.0 (45–55)
ミリスチン酸 C14:0 1.3 (0.5–2) 16.0 (14–18)
パルミチン酸 C16:0 43.4 (39.3–47.5) 8.3 (6.5–10)
ステアリン酸 C18:0 4.8 (3.5–6) 2.0 (1–3)
オレイン酸 C18:1 40.0 (36–44) 15.5 (12–19)
リノール酸 C18:2 10.5 (9–12) 2.3 (1–3.5)
アラキジン酸 C20:0 0.5 (0–1) 0.1 (0–0.2)

計算ツールが各油脂に使っている値(脂肪酸全体に対する%)。括弧内は公表範囲です。

ガイド

その他の比較

数値の出典

各数値の根拠となる引用と各出典の注記は、英語のページに出典の原文のまま掲載しています。翻訳した引用は元の文書と照合できないためです。