ラベンダー精油
IFRAの附属書にある規制対象物質のうち、洗い流す石けんでこの精油を制限するものはありません。
石けんでのIFRAの上限
石けんではIFRAの上限なし
規制対象の成分(IFRAの附属書にある標準的な含有率):
- 1-Octen-3-yl acetate
- 1.04 %
- Geraniol
- 0.48 %
- 2-Hexenal
- 0.01 %
標準的な含有率から計算しています。手元のロットについての仕入先の証明書が優先され、従うべきはその数値です。
ブレンドをIFRAの上限と照合し、アレルゲンを一覧にするには、香料・アレルゲンチェックを使ってください。
石けんの中での精油の振る舞いと使用量については、石けんの香り付けをご覧ください。
名称と表示
Lavandula Angustifolia Oil
- 学名
- Lavandula angustifolia
- CAS
- 8000-28-0, 90063-37-9
- EC
- 289-995-2
EUはこの精油そのものを香料アレルゲンとして指定しています(規則(EU)2023/1545、附属書III、項目360)。洗い流す製品では、0.01%を超えるとラベルに名称を記載します。
どんな精油か、石けんの中でどう振る舞うか
ラベンダー精油は、真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)の刈り取ったばかりの花穂を水蒸気蒸留して得られます(ISO 3515)。現在の最大の生産国はブルガリアで、フランスと中国がそれに続きます(Massoudら)。リナロールと酢酸リナリルによる、甘くフローラルでハーバルな香りです。
多くの作り手が最初に使う精油です。Watsonはまずラベンダーから始めることを勧め、Faiolaはコールドプロセスでも問題なく使える精油に挙げています。Fisherは、ほとんどどんな香りともなじむことから、無人島に一つだけ持っていくならこの精油だとしています。レシピでは油脂の1.2〜3.1%(Cable)、1.5〜4%(Faiola)で使われています。このページのIFRAの数値が上限です。
ラベンダーは最も混ぜ物の多い精油の一つで、ラバンジンや、合成のリナロールと酢酸リナリルで増量されています(Capettiら、Gafnerら)。空気に触れてこれらの成分が酸化すると、皮膚感作性がより強くなるため(SCCS)、涼しい場所で、瓶の中の空気を少なくし、しっかりふたを閉めて保管してください。
この精油を使うレシピ
- バスティール石けん
- シダーウッドとラベンダーの石けん
- チャコールとティーツリーの洗顔石けん
- オリーブ・ココナッツ・パームの定番石けん
- コーンミールとジュニパーのスクラブ石けん
- クリーム石けん
- 死海の泥の洗顔石けん
- 卵黄のフェザースワール石けん
- ハンドミルのグリセリン石けん
- ホットプロセスのクレイスワール石けん
- インディゴのインザポットスワール石けん
- ククイとアーモンドのシャンプーバー
- ラベンダーとカレンデュラの石けん
- ラベンダーとヤギミルクの石けん
- 手洗い用の液体石けん
- マダーとアルカネットのスワール石けん
- パーム不使用の定番石けん
- 赤ワインの石けん
- ガスールとアルガンの洗顔石けん
- スロークッカーで作る素朴なホットプロセス石けん
- 海塩のソルトバー
- 海水で作るマリンソープ
- 海藻と海塩の石けん
- 普通〜脂性の髪用シャンプーバー
- ステアリン酸のシェービングソープ
- チャコールとローズの台湾スワール石けん
- 三色のハンガースワール石けん
- 三層のクレイ石けん
- 透明グリセリン石けん
- ヨーグルトとラベンダーの石けん
出典
各数値の根拠となる引用と各出典の注記は、英語のページに出典の原文のまま掲載しています。翻訳した引用は元の文書と照合できないためです。
- CosIng, the cosmetic ingredient database: LAVANDULA ANGUSTIFOLIA OIL, European Commission
- Commission Regulation (EU) 2023/1545 amending Regulation (EC) No 1223/2009 as regards labelling of fragrance allergens in cosmetic products, European Commission
- ISO 3515:2002, Oil of lavender (Lavandula angustifolia Mill.), International Organization for Standardization (2002)
- Massoud and colleagues, Comparative study on the chemical composition and biological activities of the essential oils of Lavandula angustifolia and Lavandula x intermedia cultivated in Lebanon, ACS Omega 9, American Chemical Society (2024)
- Anne L. Watson, Smart Soapmaking, Shepard Publications (2013)
- Anne-Marie Faiola, Soap Crafting, Storey Publishing (2013)
- David Fisher, The Complete Photo Guide to Soap Making, Creative Publishing International (2018)
- Kelly Cable, The Natural Soap Making Book for Beginners, Althea Press (2017)
- Anne-Marie Faiola, Pure Soapmaking, Storey Publishing (2016)
- Capetti and colleagues, Adulteration of essential oils: a multitask issue for quality control. Three case studies: Lavandula angustifolia, Citrus limon and Melaleuca alternifolia, Molecules 26, MDPI (2021)
- Gafner and colleagues, Botanical ingredient forensics: detection of attempts to deceive commonly used analytical methods for authenticating herbal dietary and food ingredients and supplements, Journal of Natural Products 86, American Chemical Society (2023)
- Opinion on fragrance allergens in cosmetic products (SCCS/1459/11), Scientific Committee on Consumer Safety, European Commission (2012)